#013 日本精工 ブレイブベアリーズ× 滋賀学園高校女子ソフトボール部
2019 年1月、NGK グラウンド(湖南市)にて日本精工女子ソフトボール部ブレイブベアリーズ(日本リーグ2 部)による実技講習会が開かれた。
遠藤監督は「指導することは自分たちのプレーを見つめ直すいい機会になる。お互いにとって有意義な時間にしたい」と期待を寄せた。
今回招待されたのは、昨年の県秋季総体で準優勝に輝いた滋賀学園高校ソフトボール部。中嶋監督は「トップ選手との違いを肌で感じられる貴重な体験。少しでも多く、いい部分を吸収してほしい」と激励した。そして“さぁ行こう!” という威勢のいい掛け声で講習会は始まった。
ブレイブベアリーズの屋内練習場
すごい設備集合
緊張感漂う
ブレイブベアリーズの選手に動きを教わりながらアップ開始、アップと言えどもかなりハードな動き
疲れを吹き飛ばすように、「さぁ行こう!」と大きな声と、ハイタッチ
高校生たちも、笑顔で応えると力が湧いてくる様子
その後、野手と投手に別れ講習が始まった
野手の守備講習
正面のゴロを取りにボールに駆け寄る姿勢と足運びボールに近付く際は、つま先でブレーキをかけない。かかとからつま先へを意識する足運びが大切
キャッチするグラブさばきを素手の感覚で覚える
体の軸がぶれないスローイングなど熱心に指導
投手のピッチング講習
ピッチング講習開始! 始めは小さくて軽いボールを使いピッチング練習
ボールをリリースするタイミングや押し出す時の指の感覚などが養える
セットポジション~腕の振り、ボールの回転まできめ細やかに熱い指導
こんな器具があるんだ!
ブレイブベアリーズの投手たちの投球音が凄い!120kmぐらい出てるそうです。
ピッチングで自分が成長していくのを実感できたそうです。ナイスボール!
体をつくる体幹トレーニングも1 時間みっちり
もう限界~って時も、ブレイブベアリーズのお姉さんたちが、励ましてくれる「さぁ行こう!」
最後はグラウンドにありがとうござました!
みんなで記念撮影
写真左から、宮下コーチ、滋賀学園中嶋監督、レイブベアリーズ遠藤監督
選手から感想を聞いてみました。
写真左から、ピッチング指導山田さん、エースで4番油野さん、キャプテン中根さん、キャプテン中村さん
約2時間の濃密な時間を過ごした滋賀学園高校の選手たち。中根キャプテンは「正直、体幹トレーニングはきつかった(笑)。でも、初めてやる練習も多く、楽しくできました」と話す。ピッチャー油野さんは「今練習しているライズボールのコツを、ブレイブベアリーズの山田(夏生)投手に教えていただきました。ピッチングが自分でもわかるくらいよくなりました」と笑顔を見せた。
また、講習会後の座談会では中根さんがブレイブベアリーズの中村キャプテンに「大会で緊張します。リラックス方法を教えてください」と質問。中村選手は「緊張している自分を認めること。緊張しないように…と考えると、余計に緊張してしまうので」とアドバイス。続けて油野さんが「何をやってもうまくいかない時はどうされていますか?」と聞くと、山田投手が「基本に戻って、ゼロからフォームを確認していく。それでもうまくいかない時は…うまくいかないという現実を忘れる(笑)」と回答。高校生2人は“うん、うん” とうなずいていた。