左から山田選手、田中選手、山水選手、吉川選手
#010 男子ホッケー日本代表“サムライJAPAN”に滋賀出身が4選手! 視線動画に挑戦。“超絶ワザ”を体験せよ!
2020年の東京オリンピックでの躍進を狙うホッケー男子日本代表。1968年のメキシコ大会以来6度目のオリンピックの舞台で戦う“サムライJAPAN”メンバーに、滋賀県出身選手がなんと4人もいる。さらにチームマネジャーで元日本代表のエース山堀貴彦(聖泉大学監督)さんを含めると、5人の滋賀県出身者がナショナルチームに関係していることになる。1981年の「びわこ国体」前後から脈々と伊吹にホッケー文化が受け継がれてきた証拠。国体レガシーの賜物と言える。
滋賀県出身の日本代表4選手のうち、3人は伊吹高校出身の同級生。3年時には高校3冠(選抜、インターハイ、国体)を達成したメンバーでもある。
サムライJAPANテストマッチ開催
7月初旬、男子日本代表 サムライジャパン(ワールドランキング16位)と、強豪国である男子ニュージーランド代表(ワールドランキング9位)テストマッチが 滋賀県立伊吹運動場にて開催されました。
ホッケーでつながる米原とニュージーランドを表すフラッグ。かっこいい!晴天の青空。これから始まるテストマッチに胸わくわく。
ホッケーのフィールドには水を撒き摩擦を減らすことでボールスピードも上がりダイナミックなプレーが生まれます!
スタッフのみなさんも盛り上がってます!Tシャツ欲しい~。
子どもたちの多さに、米原のホッケー人気の高さが伺えます。
観客席は超満員!応援団のかけ声と共に熱のこもった応援の練習。気合を感じます!
日本代表も会場に到着。
晴天の中開会式が行われました。
日本代表のウォーミングアップがはまりました。
テストマッチは、強豪ニュージーランドに3 対1 でリードするも3対3ドロー
田中選手の速いドリブルディフェンスの間をついてシュート!健闘の末3対3のドローで終了しました。
子どもの頃から一緒にやってきたからこその夢と強み!
当時主将だったMF 山水翼瑳選手(LIEBE 栃木)は「小学生の頃から大学まで、ずっと一緒にやってきた3人が、オリンピックも一緒に出られたら最高ですよね。2020年に向けて、どんどんコンディションを上げていきたいと思います」と抱負を口にした。
その3人が“雲の上の存在”と尊敬するのが7つ歳上の田中健太選手(オランダ・HGC)。非凡な得点感覚を持つ日本代表のエースは「GK吉川、FB山田、MF山水、そしてFW田中。日本代表では、伊吹出身選手で縦のラインを構成できる。子どもの頃から知っていますし、お互いの特長もわかっている。これは日本代表の強みになると思っています」と力強いコメントを残してくれた。
テストマッチ後、超絶ワザ“ドラッグフリック”
今回の視線動画に協力してくれたのは、日本代表のペナルティコーナー(サッカーのPK に近いセットプレー)を任されている山田選手と、守護神・吉川選手(ともに岐阜朝日クラブ)。長い手足のリーチを生かした山田選手の“ドラッグフリック”と呼ばれるシュートは、日本代表の貴重な得点源であり、世界に通用するスピードとパワーを備えている。ダイナミックに体を移動させるため、動画撮影時には頭に取り付けた小型カメラが何度もズレ落ちた。
「(シュートを)打つ時にカメラが落ちて前が見えないっす(笑)」と山田選手は言いながらも、決して手を抜かず。おかげで、ハイレベルなドラッグフリックをカメラに収められた。
低姿勢で、ボールをスティックでスライドさせながら、スピードの乗ったボールを解き放つ。
その強烈なドラッグフリックの受け手を引き受けてくれたのがGK 吉川選手。甘いルックスからは想像できないほど熱い男は「(山田選手とは)今も同じチームですし、今までに何回もドラッグフリックを受けてきたので、まぁ止められますよ(笑)」と負けず嫌いの顔をのぞかせた。この強気が歴戦の雄・GK 吉川選手の魅力だ。
視線動画を見れば、山田・吉川両選手のすごさもより実感できるはず。
協力:滋賀県立伊吹運動場
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