聖火リレー応援プログラム「私たちが元気でないと、みんなを元気にすることはできない!」立命館大学応援団
2021年7月23日、いよいよ「東京2020オリンピック競技大会」の開会式が行われます!
滋賀県では、5月27日、28日に聖火リレーが行われました。出発式やセレブレーションでは県内の学校や団体によるパフォーマンスが予定されていましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、パフォーマンスは中止の判断に。
しかし、オリンピックを盛り上げようと、聖火リレーのために多くの学校や団体が準備してくれていました。そんな彼らのパフォーマンスを少しでも多くの人に届けたるため、オリンピックが始まる10日ほど前のある日、パフォーマンスを披露する予定だった学校のひとつ、立命館大学応援団を訪ねてお話を聞いてきました。
「日本一感動を与える応援団」立命館大学応援団
立命館大学応援団はチアリーダー部の演技と吹奏楽部のマーチング・演奏を一体化させたスマートなパフォーマンスで、選手や観客を魅了してきました。
キャッチフレーズは、「日本一感動を与える応援団」。
野球部やアメリカンフットボール部の応援はもちろん、学内だけでなく京都や滋賀の数々のイベントでも、パフォーマンスを披露してきました。
聖火リレーセレブレーションでのパフォーマンスは取りやめに
「東京2020オリンピック聖火リレー」でも、大津港業務用地(大津市浜大津)で予定されていた一日目の終了式典(セレブレーション)で、パフォーマンスを披露する予定でした。
「国を挙げての行事なので、自分たちもかかわることができるのは嬉しかったです」と団長の内山龍義さんは言います。しかし、「リレーは予定通り公道で実施するが演奏等は取りやめ」との発表があり、立命館大学応援団のパフォーマンスが中止になりました。
パフォーマンスの内容は?
幻に終わったセレブレーションでのパフォーマンス。しかし、多くの時間を掛けて準備していたものだけに、そのまま終わってしまうのはもったいない。そこで、立命館大学応援団のみなさんに、当日披露する予定だったパフォーマンスを実演してもらいました。
冒頭では、チアリーダ部ーと吹奏楽部の部員が一緒になって、ポンポンで「シガ」「オリンピック」「リレー」の文字を作ります。チアリーダーを空中に投げる「バスケットトス」も、金管楽器のマーチングも、お見事です!
振り付けは主にチアリーダー部が考えたといいます。内山さんは「チアリーダー部と吹奏楽部、2つの部の動きを融合させて、ひとつのパフォーマンスにします。チアリーダー部は体育会系、吹奏楽部は文化系と、それぞれ部のカラーが違うのですが、応援する気持ちは一緒です。どう融合したかを見てください」と話します。
そのパフォーマンスの内容は、「しがスポーツナビ!」Youtubeチャンネルでも動画を公開しています。ぜひご覧ください!
コロナで苦労も、率先して笑顔を絶やさず
「私たち応援団も、コロナ禍で苦労していることは数え切れません。楽器を演奏する際に、マスクを頻繁に着けたり外したりするのも一例です。しかし、みんなを元気づけるのが応援団です。私たちが元気でなければ、みんなを元気にすることはできません。そう思って、少々の苦労も笑顔で乗り越えてきました」
夏は大学スポーツの多くがオフシーズンです。「がんばっている選手と、スタンドで応援している仲間たち、そして応援団が一体化してこそ、感動を生みます。コロナ禍の難しい時期ですが、秋になったらできる範囲のことを精いっぱいやってみせますよ」
オリンピック・パラリンピックだけでなく、様々なスポーツに対して「応援」という関わり方をする立命館大学応援団。聖火リレーの応援プログラムは中止になってしまいましたが、スポーツを支え、応援する気持ちにはこれからも変わりはありません。
各団体の聖火リレー応援プログラム
聖火リレー応援プログラムは、立命館大学応援団だけでなく、滋賀県内13団体が披露してくれました。各団体の動画は、しがスポーツナビ!Youtubeチャンネルで公開されています。ぜひそちらもご覧ください!(順不同)